(4)YAMAHA FG−450
ヤマハ FG−450
自分がはじめて手にしたヤマハのオールド
FGシリーズのギターがこのギター
<このギターの購入に至るまでの話は
エッセイのコーナーで書いたので
よかったら読んでみてください>
↓
http://www.geocities.jp/tohba244/essay/009YAMAHAFG.htm
ヤマハのグリーンラベル期(1972〜1974年)
ウエスタンボディーの最高機種だったこのFG−450
シリアル番号から
製造されたのは1973年
このギターも
ある意味で『ハカランダ』!!!
のひとことにつきるギターかもしれない
全合板ではあるが
トップにはかなり上質なスプルース
そして
サイドとバックには
今では「超」貴重な材となった
ハカランダが使われている
おまけに
ブリッジは縞黒檀!
当時の販売価格は45000円だが
今 合板とはいえ
ハカランダを使ったこのFG−450のようなギターを
作って売ろうとしたら
倍くらいの
いや倍以上の値段になるのではなかろうか
このギターのイメージを伝えようとすると
『重厚』・・・という言葉がぴったりではないかと思う
なんていうか
ほんとうにこのギターは戦車みたいなギターなのだ
非常にしっかりと作られていて
どっしりとした存在感があり
製造から35年近くも経っているというのに
ネックの反りもなく
ブリッジもしっかりとしており
ちょっとやそっとでは
壊れそうにない頑丈さを感じさせる
でてくる音は
独特の『コク』のようなものを持っている
近所迷惑になるので
爪弾いていることが多いが
本来は
ガンガン ガンガン
弾きまくるべきギターなんだろうな
このFG−450を手に入れたあと
コーラルローズという
ハカランダの代用材と言われていた木材を
サイドとバックに使用した
・FG−350(赤ラベル)
・FG−360(グリーンラベル)
・FG−400J(黒ラベル)
の3本を手に入れたが
FG−450の音は
それら3本よりも
もう少しスケール・・・のようなものが
大きいように感じる
FG−450のグレードが
それら3本よりも
上位にある・・・ということが
やはり気分的に
少し影響しているのだろうけれど
それを考慮しても
確かに
ひとまわり大きい深い音に感じるのだ
古いヤマハの全合板ギターの中で
おそらく
トップに君臨すると思われるこのギター
当時の昭和な雰囲気のようなものが
このギターにも満ち満ちている(^^)
このギターは
かなりコンディションが良かったので
プロのリペアマンに
ナットとサドルを
オリジナルのプラスティック製のものから
『象牙製』に変更してもらい
ブリッジピンも
オリジナルのプラスティック製から
『牛骨製』のものへと代えてもらった
さらに
フレットもすべて打ち直してもらったので
ピカピカのフレットが
端から端まで輝きまくっている♪
最終的には
ほぼ購入代金に等しい額のリペア代金が
かかってしまったわけなのだが
それによって
今 自分のFG−450は
10万円以上の価値がある存在になった・・・
と思われ(私感ですが・・・^^;)
世界に現存するFG−450の中でも
3本の指に入るFG−450になった・・・
と思われる・・・(これまた私感です^^;)
当然
リペアの甲斐あって
音はものすごく変化、、、というか進化した
まず全体的なバランスがとても良くなった
リペア前はナットが
かなりくたびれていたので
ナットを新調した効果が大きいように思う
そして
やはりナットとサドルを象牙にしたことも
もちろん一役買っているにちがいない
元々良い材料が使われているので
要所要所をしっかり詰めたら
ほんとうにびっくりするくらい
深い鳴りのするギターへと生まれ変わった
高級ギターと言って
さしつかえないレベルに変身、進化したと思う
そのような変化というか進化への驚きや発見もあり
自分はこのFG−450を購入後
自分でも思っていなかったくらい
ヤマハの古いギターにはまっていくことになるのだが・・・
それを
これから少しずつ
このコーナーで
書いていこうかな・・・と
思います
お時間があったら
読んでみてください
では、また!
END
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