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水曜日・黄昏・新宿駅・再会



作詞・作曲 つよし



水曜日 黄昏 新宿駅の改札
懐かしい男にでくわした

スーツ姿のアイツの 毎日は絵に書いたみたいな
企業戦士のまさにそれだった

「酒でも飲まないか」ともちろん誘ってみれば
「珈琲くらいならつきあえる」と・・・

まずい珈琲を飲みながら
なぜにどうしてそうなったのか
俺は奴に説教されていた

オマエはそのまま 走ってゆくがいいさ
スポーツカーでハイウェイを飛ばすみたいに
俺はダサかろうが 歩いてゆく旅を選んだんだ
時計の針の刻み方など 人それぞれだろ?

本なんていくら読んだって 賢くなんてなれやしない
そんなことは わかっている
本なんていくら読んだって 何ひとつわかるはずがない
そんなことは わかってる
この俺にだって よくわかっているんだ




アイツと別れてひとり 酒場へ足は向いてた
心の水面は不思議なほどに 波立ちがなかった

以前の自分だったら 言い争ってたかもしれないな
確かな何かに触れた気がした

思えば奴はいつでも 形あるものを欲しがってた
女の好みだって俺達は かなり違っていた

Workaholic とやらで ポックリなんてジョークはよせよな
いつか 何処かで またあんなふうに
オマエとは出逢う気がするな

オマエはそのまま 走ってゆくがいいさ
自分の美学でしか 渇きは癒せない
俺はダサかろうが 歩いてゆく旅を選んだんだ
降りたんじゃない 俺はようやく 歩きはじめたんだ

酒なんていくら呑んだって 傷口は癒えるはずもない
そんなことは わかっている
酒なんていくら呑んだって 安らぎなど訪れやしない
そんなものは 欲しくもない
これっぽっちだって 求めちゃいないんだ
 


オマエはそのまま 走ってゆくがいいさ
自分の美学でしか 渇きは癒せない
俺はダサかろうが 歩いてゆく旅を選んだんだ
降りたんじゃない 俺はようやく 歩きはじめたんだ

金なんていくらあったって 豊かになんてなれやしない
そんなことは わかっている
金なんていくらあったって 真実など掴めやしない
そんなことは わかってる
もう真実なんて もう どうでもいいんだ