♪再生♪




終わりのような朝




窓を開けてみたよ 注ぐ陽射しが僕を

慰めるみたいに とても やさしい


頬を撫でる風に 疲れた笑顔見せて

煙草の灰が落ちた 音もたてずに・・・


君のいない部屋を 訪れた風は

君を捜して とまどっている・・・







いつも君の声で 目覚めたはずの朝が

哀しいほど けだるい気分に変わり


僕は夢を見たよ 昨夜も悪い夢を

一日のはじまりが 今朝もため息・・・


淋しそうな瞳 うつむいた横顔

ただ蘇る 色も音もなく・・・


白い朝の中で 涙があふれはじめた

失くしたものの かけがえなさに気づいて


白い朝の中で 涙はあふれ続ける

終わりのように静かな朝がはじまる・・・