♪再生♪
冷めたスープ
冷めたスープのそばで
銀のスプーンが光る
綺麗事って きっと
こんな光景を言うんだろうね
モノクロな海の色が
今のふたりに似合い過ぎている
煙草の燃える先だけが
夕陽のような赤さを纏うのさ
愛していたような気がする
でもそれは偶像だった
君は 最初からずっと
君のままでそこに座っていた
愛していたような気がする
でもそれは錯覚だった
君のため息が
僕の目を醒ますよ・・・
冷めたスープのそばで
銀のスプーンが光る
空しく絡みあってた
螺旋がほどけ 砂粒になる
幕が下りた瞬間の
一人芝居の役者の気持ちさ
舞台に残るものはみな
ぬくもりの破片もないオブジェばかりで
愛していたような気がする
でもそれは偶像だった
君は 誰も愛さずに
君のままで 頬杖ついていた
愛していたような気がする
でもそれは錯覚だった
君の虚ろな瞳が
時計をみるよ・・・
愛していたような気がする
でもそれは偶像だった
君は 誰も愛さずに
君のままで 頬杖ついていた
愛していたような気がする
でもそれは錯覚だった
君の虚ろな瞳が
時計をみるよ・・・