オルセー美術館展レポート
(2007.4.04)



既に4月になってしまっているので
もう先月のことになってしまいましたが
先月3月23日金曜日
東京は上野の
東京都美術館で開催中の
『オルセー美術館展』へ行ってきました

今回も会社を休んで・・・(^^;)

学生さんと違い
社会人は
自分で春休みを作らないといけないので
たいへんです(^^)


ところで
何でまた
美術展なのかと言いますと
2005年5月にこのエッセイのコーナーで
ゴッホ展の報告みたいなもの(←)を書きましたが
またまた
ゴッホの絵がやってきた!・・・ということなので
まあ今回もちょっといってみるか!
ということになったわけです


今回のお目当ては
ゴッホのこの絵です





よく下調べというか
予習もしないまま
今回も
上野駅に降り立ち
公園口から
東京都美術館へと向かいました

ゴッホの絵だけみればいいや・・・くらいの
そんな軽い気持ちで・・・









































































































この日は
まだ公園の桜もほとんど咲いておらず
早咲きの桜の木が1本だけ
花をつけていました


平日だったので
『そんなに混んではいないだろう・・・』と
思ってたんですが
甘かったです


この時期はちょうど春休みだったので
予想以上に混んでいました


予想外のたくさんの人をみたら
なんだかそれだけでもう疲れてしまい
『ゴッホの絵だけみたら帰ろうかな・・・』なんて
弱気なことを
最初考えましたが
展示されている絵を
ひとつずつ
観ていたら
この美術展はかなりおもしろいぞ!!・・・ということにきづき
結局
閉館まで
それから3時間以上も
自分はその東京都美術館にいました(^^;)


美術展へ行くと
ヘッドホン付きの
小さなテープレコーダーの音声ガイドのレンタルがよくあります

絵の前に行ったときに
その作品の番号のボタンを押すと
その絵の説明が流れてくるのです


自分はこれまで
一度もその音声ガイドをレンタルしたことはなかったのですが
今回は最初の絵を数点みただけで
「かなりおもしろそうだ!」という強い確信を得たので
その音声ガイドを入手して
ひとつひとつの絵をみてまわることにしました


今回はじめて利用してみましたが
美術展へ行ったら
この音声ガイドは絶対に利用すべきだと思います!


自分のように
美術とか芸術に特に詳しくないという人には
ほんとお薦めです

絵を観るおもしろさというものが
まるで違いました


作者とモデルの関係とかを知るだけで
勝手にドラマが自分の頭のなかで広がったりするし
特に
男性画家の作品で
女性が描かれている場合には
その女性が作者の恋人だったのか
あるいは
妹だったのかがわかるだけでも
かなり観方が変わってくるのではないでしょうか(^^)


音声ガイドはすべての作品についているわけではなく
今回は全部で数百点の絵がありましたが
その中で27作品にのみ音声ガイドがついていました



そんなふうに
ひとつずつの絵をじっくり観ていくと
ついにゴッホの絵の前にたどりつきました





この絵に導かれて
今回もやってきたわけでしたが
この絵も
ゴッホの『夜のカフェテラス』という絵に通じる
何かがあるように感じました


この絵はゴッホのアルルの寝室とのことです


この絵を書いていた頃のゴッホは希望にあふれていた!という人もいますし
この絵には孤独が描きこまれている!・・・という人もいるようです


どちらも正しいような気もするし
どちらもまちがっているような気もします


この絵を書いていた当時のゴッホがどんな気持ちだったのかはわかりませんが
この絵を書いていたときのゴッホは
絵筆を手にしていたときのゴッホは
その絵がどんな絵であるにせよ
楽しかった・・・というか
創作の喜びに浸っていたのではないかな・・・
なんて
一応
ものづくりをしている自分は思います


自分も明るい歌であれ
悲しい歌であれ
唄っているときがいちばん楽しいし
そういう気持ちと同じようなものが
創作時のゴッホにも
きっとあったんだろうなあ〜と
思うわけです



椅子が2脚描かれていますが
ベッドサイドの椅子は
座るためではなくて

眠るまえに
読んでいた本を
置いたりするための椅子だったのではなかろうか・・・
とか
この絵の前にいると
そんなどうしようもない空想が
次から次へと
生まれては消え
生まれては消え
この部屋を横切るゴッホが現れたりもして
見飽きることのない
不思議なおもしろい絵でした


せっかくなので
それ以外の絵をいくつかご紹介・・・
(オルセー美術館展のHPから拝借してきたものですが・・・^^;)






























・・・とまあ
こんな感じで
ゴッホの絵の他にも
気に入った絵にたくさん出逢えた今回の美術展でした


自分が美術展へ行くようになったのは
ほんとうにまだつい最近のことですが
この『オルセー美術館展』は
ほんとおもしろかった!!


構成がとてもよかったように思います


かなり盛況のようで
先日新聞に20万人だったか30万人だったか
忘れましたが
入場者数がものすごい!・・・という記事もでていました


オルセー美術館というのは
世界屈指の印象派コレクションで有名な美術館で
セーヌ河をはさんで
ルーヴル美術館と
向かい合っているんですね


そんなことも
今回でかけていって自分ははじめて知りました


自分は
今後いつか
ほんもののオルセー美術館へ
ルーヴル美術館へ行くことがあるだろうか・・・
なんて
帰り道思いましたが
いつかまた
今回観たいくつかの絵に再会できたら
いいだろうなあ〜なんて思います


4月8日(日)まで・・・とのことなので
興味をもたれた方は
ぜひ上野のほうへ
でかけてみてください!!


では、また!



END





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